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セレンディピティ沖縄旅(1)

わたしのこと

こんにちは。
碧宮レイラです。

もっと人生に手ごたえを感じたい女性に、
人生の舵を自分でとって生きる喜びを感じてほしくて、
人生よみがえるカードリーディングを提供しています。

週末を利用して、沖縄に来ております。
2泊3日。
2日目の夜、打ち上げ花火を心待ちにしながら、
この記事を書いています。

沖縄には、もう20回以上は訪れているのですが、
今回は、偶然が作用する、
不思議でありがたい出来事がいくつもありました。

忘れないうちに、これらセレンディピティの記録として、
書き留めておきたいとおもいます。
急いでいるので、文章が練れておりませんがご容赦を。

なぜ沖縄へ?

今年の3月か4月。ふと、久高島に行きたいな。とおもったのです。
久高島は、沖縄本島からフェリーか高速船に乗り、
20分前後で行ける聖域の島です。

ふと脳裏に浮かんだきっかけ、よく覚えていません。
10年前に訪れた時の写真をみたのでしょうか。

早めに行った方がよさそうだなと感じたので、
混雑を避けつつ、仕事に差しさわりのない日程を選んで、
早々に予約を入れました。

沖縄は梅雨真っただ中

沖縄はすでに梅雨入りしています。
予約時には、ギリギリ入らないかな?
と期待したのですが、見立てが甘かったですね。

天気予報をみても、ずーーーっと雨予報。

実は、わたくし晴れ女なのです(覚えておいてね)。
特に沖縄との相性が良く、
あなたが来るなら晴れるわね、
と現地にお住いの方に言われるくらい。

そんなわたしでも、
今回はひるんでしまう天気予報でした。
雷雨マークとかね。

飛行機の遅れとお昼抜きが功を奏す

到着日。
小雨が降る那覇空港に降り立ちました。
2年ぶりです。

梅雨前線を避けながらのフライトで、
定刻より30分ほど遅れての到着。

ちょうどお昼時でしたから、
レンタカーを借りたら、どこかで沖縄そばでも、
と機内では考えていたのですが。

平和祈念公園にすぐ行くべし。
となりました(勘、ガイドとのやり取り)。

この判断が功を奏するのです。

じつは、数日前に認識したのですが、
沖縄は5月15日、本土復帰50周年を迎えます。
琉球王国時代から、
沖縄は列強の間で揺れ動いてきたわけですが、
第二次世界大戦で非常に痛ましい犠牲を強いられ、
さらに他国に占領・統治されるという経験を負っています。

世界情勢を鑑みても、
このタイミングで、真っ先に行くべきは、
平和祈念公園だったのでしょう。

那覇空港から40分ほど。
雨が降りしきる中、車を走らせました。

到着すると、雨はやんでいました。
背後の空は濃いグレーで、
公園の方は明るいグレーでした。

ありがたい。
このタイミングで来るように、
時間調整されたのね。
お昼を食べていたら、
雨上がりのタイミングには出会えなかったでしょう。

真っ青な空と海ではありませんが、
雨が完全に上がって、
海の向こうに薄明かりが見えたことが、
本当にありがたく感じられました。

そして。
命あればこそ。
生きていれば何だってできる。
そんな思いも浮かんできた場所でした。

外に出ると雨がやむ。

さて、次に向かったのは、斎嶽御嶽。
琉球王国時代の祭祀場所。聖地ですね。

40分ほどの車中はずっと雨。
雨脚も強く、足元がすべりやすい御嶽は、
なかなか歩きにくそうだなーと考えていました。

到着すると。
雨がふっと小降りになり、
最終的には止んでくれました。
本当なのですよ。

御嶽というのは、沖縄の方にとって、
とても大事な場所。
寺社仏閣のような目隠しもなく、
露わになっているので、
失礼な態度をとる人も多いようです。

わたくし、御嶽の内部の写真は、
あまり撮らないようにしていますから、
写真は手前でとった1か所だけ。

遠くに久高島が見えます。
久高島は、聖地の中の聖地という場所ですが、
海に浮かぶ島で、
当時は気軽に行ける場所でもなかったので、
遥拝所が設けられていたのですね。

今回の旅の目的は、久高島に再訪すること。
悪天候の予報が出ていましたので、
明日ぜひおうかがいしたい旨、
心の中でお伝えしました。

御嶽の中をゆっくり歩いて進むと、
土と草木と花のかおりが漂い、
風に揺れるしずくが舞い、
静かなのに賑やか、
暗いのに明るい、
そんな感じがしました。

瞳をひらくとあらわれた。

三角岩で有名なサングーイの手前に、
大きな岩にぶらさがる2本の鍾乳石と、
鍾乳石を伝うしずくを受け止め、聖水とする2つの壺があります。

わたしは今回、こちらが気になって、
目を閉じて、しばらく佇んでいました。
何も願わないし、何も祈らない。
ゆっくり呼吸しながら、
ただそこにある。という感じ。

ゆっくり瞳をひらくと、
白っぽい大きめの蝶が、
右から左へ、
ふわりと、ゆったりと飛んでいきました。

あまりに印象的で、
まるで時が止まったかのように、
全身でみつめてしまいました。

ちょうどそのとき、
奥の壺(王子の健康祈願用の聖水)の水面が波打ちました。
鍾乳石からしずくが落ちたのでしょう。

一瞬止まった時が、
ふたたび流れ始めたようでした。

そしていまはもう、
通り抜けることができないサングーイの奥には、
黒い揚羽蝶が舞っていました。

ああ、満たされた。

以前、訪れた時のわたしより、
いまのわたしは、
とてもパワフルで、
満たされています。
この姿をみていただけて嬉しい。
ありがとうございます。

そんな気持ちを抱いて、ホテルへの帰路につきました。

余談。ホテルは瀬長島に近いので、
瀬長島から那覇空港の夜景を見てきました。
食事ができる場所もたくさんあります。

さて、セレンディピティ旅は2日目に続きます。

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