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一歩一歩でも遠くに行けるもんだよ。(2)

心にうかんだこと

前記事からのつづきです。

身バレしたくない。VS人間性を知った上で選んでもらいたい。このせめぎあいのプロセスに動きが出たのは、はてなブログを書き始めてから1年半くらい経った頃でしょうか。

すでにワードプレスでホームページは作っていたのですが、はてなブログを卒業して、ホームページをリニューアル、ブログも一本化することにしました。

このホームページリニューアル作業も、かなり苦労しました(経緯はこちらの記事をごらんくださいませ)。

だって、本格的なホームページを作る=自己開示の幅を広げていくということだから。

身バレしたくない。VS人間性を知った上で選んでもらいたい。

まさに、このせめぎあいを再び経験するのです。

経歴をどの程度詳しく書くべきか。プロフィール写真はどうするか。

大切な時間を、人生の一部を、鑑定という形で共有する相手として、噓偽りなく、頼り甲斐があり、信頼に値する人物だと感じていただきたい。

いくつもの波を越えて人生を楽しみ始めていることが伝わってほしい。

そのために、100%さらけ出すことはまだ怖いけれど、もう少し前に出たい。

結果的に、プロフィール写真はこれを使いました。

全身ではある。正面でもある。旅を楽しんでいるのだろうとわかる。ただ表情はまったくわからない。

以前と比べればたしかに雰囲気は出ている。。。のかな。

きれいな海が好きなんだな。旅が好きなんだろうな。

少しだけですが情報が増えましたよね。少しだけ。

もう少し前に出たいと願いつつ、「怖くない。大丈夫。」と自分で納得できたのはここまででした。

再度復習。

・「トラウマ的な怖い経験をした人に対して、そんなの気にしなくていいと言っていいのは、本人だけ。」

・自分の経験を他人が100%理解することは難しい。

・リスクがあると感じた選択の結果に対して100%の責任を負うのは自分自身。

・他人の物差しに身を委ねるのか、委ねないのか、決めるのは自分自身。

この時は、これがベストの選択だったのですよね。自分で決めきった。それが価値だったとおもいます。

そしてこのリニューアルから半年後。プロフィール写真を新たに撮影していただいたあたりから徐々に開放が進みます。

いまはこちら↓をFacebookとTwitterのアイコンにしています。

いかがでしょうか?

表情も出ていて、雰囲気が良く伝わるプロフィール写真っぽいところまで来たのではないでしょうか。

わたしと面識がある人がみれば、わたしだとわかるレベル感だとおもいます。

多少の逡巡はありました。でも、いつまでも理不尽に負けていたくないという思いがありました。

そして何より、もう大丈夫、いまのわたしなら大丈夫、理不尽な悪意など跳ね返せる、と素直におもえました。

もしまたこわくなったらその時は即座にひっこめればいい。

自分自身でGOサインを出しました。

・他人ではなく自分の物差しで進めたならば、たとえ一歩ずつでも前に進めるし遠くにも行ける。

振り返ってみると、プロフィール写真一つとっても、少しずつ、わたしなりにずいぶん変化させてきたこと、遠くまで歩いてきたことを実感します。

身バレしたくない。VS人間性を知った上で選んでもらいたい。

この葛藤の中、おそれの中、わたしは、どうして一歩ずつでも前に進めたのでしょうか。

頭で理解していた自己開示の必要性。

心で願っていた知ってほしいという気持ち。

全身で抱いていた二度と傷つきたくないという想い。

そのすべてを大切にする言動ができるのは自分自身だけだと悟ったからだとおもいます。

この悟りの後、二度と傷つきたくないというおそれの部分について、効果的なトラウマヒーリングを受けることができたのも大きかったです。

そして、月並みではあるのですが、時間が解決したという側面も大いにあるとおもっています。

「そんなの気にしなくてもう大丈夫でしょ」「もう過去だし」

会って間もないカウンセリング有資格者にお茶を飲みながらサクッと言われたことをよく覚えています。

気にしている自分が変なんだ。わたしがおかしいんだね。と感じてしまったこと。

同時に、この人はなぜこんなことが言えるのだろう、何様なんだろう、と抵抗する気持ちを抱いたこと。

よく覚えています。

当時のわたしに伝えたい。

他人に100%理解してもらえないことを悲しまなくていい。

他人にはわたしの事情を100%理解する義務もないのだから。

他人に何と言われようと、あなたのペースでやればいい。

あなたがあなたの命を守り切れるとおもえるまで、待っていい。

わたしはあなたの選択を尊重するよ。

前に進もうとしている限り、時間はかかっても、今とは離れた場所に立つことができるのだから。

実際、わたしは少しずつ前に進んで、2年前と比べたらずいぶん遠くまで来ているよ。

あなたのその小さな一歩のおかげで遠くに来られたんだよ。

この先も、わたしなりの安全安心を守りながら、前に進んでいくからね。

ありがとう。

と。

最後にもう一度。

・「トラウマ的な怖い経験をした人に対して、そんなの気にしなくていいと言っていいのは、本人だけ。」

・自分の経験を他人が100%理解することは難しい。

・リスクがあると感じた選択の結果に対して100%の責任を負うのは自分自身。

・他人の物差しに身を委ねるのか、委ねないのか、決めるのは自分自身。

・他人ではなく自分の物差しで進めたならば、たとえ一歩ずつでも前に進めるし遠くにも行ける。

長文を読んでくださってどうもありがとうございました。

わたし自身のために書いたところも大きい記事ですが、もしどなたかを真に勇気づけることができたのなら嬉しいです。

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