こんにちは。
昨日は夏至でしたね。
そういえば、去年は、
奄美大島で夏至を迎えたなあ。
梅雨の季節にあらわれた満天の星空を、
いまでもありありと、
思い浮かべることができます。
ぼんやり星空を眺めていると、
あまりに美しくて、尊くて、
あの中にいきたくなる。
でも、内側に入ってしまったら、
きっとこの感動は味わえいのだろうなあ。
星をみて感動できるのは、
こちら側にいるからこそだなあ。
そんなことをふと考えたりします。
さて、わたしたちが住む地球では、
夏至をむかえたところがあれば、
冬至をむかえたところもあります。
冷静に考えてみると、
ほんとうにすごいことですね。
季節が巡ることはもちろん、
両極が同時に存在していることが、
あたり前のようになっている。
どうしてこうなっているのでしょう。
地軸が傾いているからですよね。
まっすぐ垂直に軸が立って、
太陽の周りを公転していたら、
四季の巡りはない。
夏至も冬至もない。
太陽が当たり続ける場所と、
まったく当たらない場所ができる。
真っすぐ、太く、
天に向かって勢いよく伸びている樹々が、
季節ごとに姿を変えるのも、
地軸の傾きあってこそ、
なのですね。
地球自体が、
振り子のように、
その身体を揺らして、
生命を抱いているのですね。
夏至の日に、
あらためて気づかされました。
わたしたちも、
常に真っすぐではいられません。
それぞれの傾きをもって、
人生をめぐっているのだとおもいます。
夏至の裏側に冬至があり。
冬至の裏側に夏至がある。
いま嬉しい人もいれば、
悲しい人もいる。
自分の内側は、やすみたくて、
外側は、やすみたくない。
人生には、
傾きと表裏がつきものですね。
傾きと、表裏は、あって当然。
そういうもの。
自然とそう思えた2022年の夏至でした。