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ありがとうを言われる仕事とは。

心にうかんだこと

碧宮レイラです。
傾聴となぐさめが90%の言いっぱなし占いではなく、
「当たる」「活かせる」カードリーディングで、
自力で未来を切り開きたい女性をサポートしています。

20代のころを振り返り、
あの人に、こんな言葉をかけられたらよかったな、
とおもっていることがあります。

「たとえ、相手にありがとうと言ってもらえなくても、
わたしたちが、ありがとうを言うから。」

20代のわたしは、
社会人なりたてのヒヨッコであるにもかかわらず、
いわゆる階級社会では監督者の立場にありました。

完璧主義で負けず嫌い、
ピカピカの使命感と情熱をもって仕事をしており、
全エネルギーを職務に注ぎ込んでいました。

その仕事における「お客様」とは、
自ら望んでそこにいる人たちではありませんでした。

美容院なら、髪の毛を切ってほしくて来る。
お花屋さんなら、お花が欲しくて来る。
病院なら、病気を治してほしくて来る。

でもそこは、絶望の果てに、あきらめの果てに、
連れてこられる場所。
そして、本来ならば、絶望に代わる希望をもって、
旅立っていくべき場所でした。

そんな「お客様」たちは、
とても弱く、助けを必要としている人たちなのですが、
コミュニケーションが難しく、
抱えている問題も複雑で、
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」
で笑顔で終わる世界ではありません。

スタッフは日々消耗しており、
体力的にも精神的にも余裕がありません。
それでも、
結婚出産で配置の新陳代謝が激しい環境下、
新人スタッフの指導や気配りをも担うなど、
皆、馬車馬のごとく働いていました。

このような厳しい職場環境で、
多くの若者たちがどんどん辞めていきました。

当時のわたしは、
合わないなら早くやめた方が本人のため、
早く見切りをつけた方がその後の選択肢が増える、
とおもっていました。
採用時に、現実をみせずに、
美辞麗句だけ語っているからミスマッチが起きるのだ、
とおもっていました。

だから、
「わたしは、もっと、ありがとう、と言ってもらえる仕事がしたいです。」
と言って若者が辞めていったときも、
残念だけどミスマッチだったのだな、
本人のためには、早くやめた方がいい、
とおもって冷静に眺めていました。

このとき、
ヒヨッコのわたしは、
彼女は「お客様に」「ありがとう」を言ってほしかったのだ、
と思い込んでいたのです。
そして、お客様にありがとうを期待することは、
他の仕事と比べると、その性質上なかなか難しいから、
ミスマッチだった、と判断したのです。

いまになっておもうのは、
その判断は間違ってはいないけれど、
視野が狭かったな、
かけられる言葉がもっとあったはずだ、
ということです。

彼女は、ありがとう、という言葉を、
もっとかけ合いたかったのではないか。
それは、お客様に言われなくても、
スタッフ同士でも、
よかったのではないか。

殺伐とした戦場のような日々、
確かに余裕がないとは言え、
もう少しあたたかい言葉をかけ合えたら、
お互いの心が満たされたのかもしれない。

ありがとう、と言ってもらえる仕事じゃない、
と枠にはめ込んでしまったけれど、
どんな仕事であっても、
ありがとうの言葉は、かけ合えるはずだ。

そう。
どんな仕事であっても、
ありがとうと言われる仕事になるはずなのです。

そして、その「ありがとう」の言葉が、
誰かを勇気づけるはずなのです。

勇気づけられた誰かが、
また「ありがとう」の言葉で、
誰かを勇気づけるはずなのです。

「たとえ、相手にありがとうと言ってもらえなくても、
わたしたちが、ありがとうを言うから。」

いまはもう、あの人に伝えることができませんが、
彼女が、たくさんのありがとうに囲まれて生きていることを願いつつ、
あのとき言えなかったありがとうを、
これからは素直に伝えていこうとおもいます。

 

 

 

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