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「〇〇だけ」に脊髄反射してしまうあなたへ。

心にうかんだこと

「ゆるふわスピリチュアル」という表現をわたしも使うことがあるのですが、その本意は、ゆるふわスピのイメージをむやみに下げてマウントをとろうとしている敵対行為ではありません。わたし自身、人生見つめなおしフェースに入りたての頃は、そのカテゴリーにずいぶんお世話になった時期もあったという自覚もあります。

ひとつの視点を提供したいのです。引き寄せ一つにしても、シンプルでありながら深遠な世界が広がっていることへの敬意や理解を二の次にして、例えば〇〇術、例えば開運〇〇グッズという外側のスキル「だけ」に頼らせようとする向きがなきにしもあらずで、そのお手軽さに吸い寄せられる人に対して、本人が気づくまで徹底的に依存させてしまう場合があるよね。という視点を。

どちらかというと、売り手に向けてではなく、選んでいる買い手への警鐘です。

〇〇だけ、というのは、正解だけ知りたい、無駄な回り道は一切したくない、という層には超響くと思います。〇〇ダケ星人。わたしもそのタイプでした。例えば占いで、あなたは座っているだけでいい、必要なことはわたしが上から取り次ぐから、みたいなワードには即座に反応しましたし、〇〇の波動の開運なんとかみたいなグッズも買ったことがあります。すがるような心境のときって、やっぱりありましたもの。あるある。サクサク何でも「正しく」こなしてきたようで、実は自分には一切の信頼ができていない状態であったこと。そして「失敗は悪」という固定概念があったなと思います。(この固定概念は持たない方がいいということについては、ぜひぜひぜひこちらの記事を読んでみてください。(ぶっつけ本番の人生だから、人は誰でも失敗する 植松努氏が贈る、失敗を糧に変えるたった2つの言葉))

誰かに正解を教えてもらい続ける人生だと、その誰かを盲目的に信じて共倒れになる場合もあるし、その誰かがいなくなった途端に壊れた方位磁針のようにうろたえてしまう。「わたし不在」「わたしが行方不明」という感じになるのです。自分がちっとも変わっていないことに気付いているはずなのに、もうこれ以上「失敗」したとは認めたくないという気持ちや、なまじ提供側と仲が良くなってしまってセールスを断り切れない、断ったら「仲間」を失うことになりそうで怖い、といった本心とはかけ離れたところで意思決定をするようになり、そんな意思決定には超不自然な波動が乗るから、ますます力が出ないし、「失敗」のイメージングをしているので「失敗」としか捉えられない、という感じになると思います。

〇〇術や〇〇グッズの善し悪しもあるでしょうが、どんなに良いもの(と評されているもの)であっても、使っている自分を俯瞰し、観察し、起きてくる物事も多角的に捉えてすべて自分の糧にすることを放棄してしまっている「わたし不在」「わたしが行方不明」の状態ですと、「良いもの」の良い波動さんが一体どこにいったらいいかわかりません状態になり、結果「わたしには効果が出ない」となる。そして新たに別の誰か、何かを探しに行く。ということだと思います。いわゆるスピジブシーですね。

そして大抵、失敗した自分と、そのきっかけとなった誰か(情報提供者だったり売り手だったり)を責めてしまう。「失敗した」自分の無価値観を強めてしまう。これ最悪だと思いませんか。だって、究極にしてたった一つの目標は、自分の価値を思い出して生きていくことでしょう?本末転倒ですよね。

〇〇だけ、とシンプルに表現すること自体は、魅力を伝える上で大切なことだと思うんです。一生懸命考えてネーミングつけたりしているはずです。諸々わかっている人は、根底には自分自身への信頼と責任が必要ですよ、と同時に伝えているように思います。〇〇だけ、という冠表現自体が悪い、そういうものは全部だめ、そんなことを言っている人はだめ、というゼロ100思考では捉えないでくださいね。

ただ、自分自身が、〇〇「だけ」に脊髄反射していることを自覚したのならば、ここでぜひ立ち止まってみて。今日中に決めたら3割引きとか何とか、脊髄反射○○ダケ星人を狙い撃ちする売り文句は、ただの売り文句。売る方を責めても仕方がない。あなたがビシッと背筋を伸ばして決めればいい。何か聞いてみたいことがあるなら直接売り手に問い合わせてみるのもいいと思う。操縦席には他の人を座らせたらだめ。「行方不明のわたし」はちゃんとそこにいるのだから。「〇〇だけ」に脊髄反射して「わたしが行方不明」になっている〇〇ダケ星人はもう卒業しましょう。

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