石を磨くこととは人間性を磨くことに似ている。
という話がしたくてこれを書いている。
水晶を自らの手で磨き、輝かせてジュエリーに仕立てるという経験をベースにした一考察である。
磨く。その工程は5つ。研磨用の円盤を5枚使い分ける。
研磨の役割はダイアモンドが担う。ダイアモンドの粒の大きさや、密度により円盤を使い分ける。
粗い→細かいの順。
ダイアモンドが練り込まれた円盤の材質も、金属から最終的にフェルトに変化する。
硬い→柔らかいの順。
工程が進むにつれ、ツヤが増す様子は、最初と最後だけの写真でも、なんとなーく、みてとれるかな、と思う。
コツは、丸みを出したいところを、なるべくピンポイントで、回転する円盤に当てることと、手首を返しながら、1箇所に当たりすぎて平坦にならないよう、調整すること。
小さなものをつまんで、回転に負けないように、ピンポイントをねらい、力加減を調整するには、まず、そこそこの力を入れる必要がある。
指が当たっても痛くない仕様だが、金属の円盤だと、ちょっぴり怖さがあり、もう少しだけ力を入れましょう、とアドバイスを受けたりした。
作業している間は夢中だったが、振り返ると、石を磨くことと、人間力を磨くことは、似ているかもしれない、とつくづく思うのだ。
特に、粗い→細かい、硬い→柔らかいの順番が、大事なのではないか、と。
人間力を磨くとは、学んだり伝えたり、つまり、インプットとアウトプットを繰り返すこと、とも言える。
まず大枠をつかむ、まず概要を示す、その次に、根拠や具体例を把握し、提示していく。
これは、粗い→細かい。
内面の変化を促す性質のあるインプットやアウトプットは、硬いものでガリガリ削りとるようなインパクト(衝撃)が必要で、骨格をガッツリいじってから、とがった部分(抵抗)を優しく取り払い、まるめて、調和させていく。
これは、硬い→柔らかい。
やはり、石(物体)を磨くことと、人間力を磨くことは、似ているような気がするのだ。
この順番を守るからこそ、石と同じように、まだ見ぬ内なる輝きが放たれると思うのだ。
永遠に柔らかい布で磨きつづけて満足するもよし、少し粗めの金属で磨いて、思った以上の、想像もできなかった輝きを再発見するもよし。
これも、自分で選べる。
さて、どうしたい?
わたしにとって、世界と自分のつながりを更に強く感じられる、かけがえのない体験だったから、ここに書き留めておく。こころが動く学びだ。これを読むあなたにとっても、何らかの気づきになれば幸いである。
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