郵便局への用事ついでに榊を買いに外に出ました。
小さな郵便局の近くにホームセンターに榊が売っています。
品質があまり良くないんだよなーと思いながら
大体そこで買っていました。
その日はなんとなく違う方角へ歩きたい気分でした。
右に行っても大きな郵便局があります。
何もなければ郵便局で用事だけ済ませて
ホームセンターに行けばいいや。
いつもなら左に行くところを右に行ってみました。
大きな郵便局に行くときに渡る横断歩道も渡らず
ぷらぷらと歩いていきます。
すると。
数分のところにお花屋さんがありました。
こんなところにお花屋さんあったの？？
外見上とくに新しさもなく
街中に昔からあるお店のようでした。
大きな郵便局での用を済ませてから
榊を買い求めました。
なんだかイキイキとした榊。
店名の入った包装用紙に
くるくるっと巻いてくれました。
帰社後、父に見せると
「うわー、これは良い榊だ。どこに売っていたんだ？」
と聞かれたので伝えました。
「そんなところに花屋があるとは知らなかった！」
「もう30年くらいここにいるのに。」
「これは本当に良い榊だ」
「次からこれにしてくれ」
そんなことってある？と思ったのですが
私自身も8年くらい気づかずにいたのです。
近くの郵便局に何度も行っているのに。
キョロキョロとあたりをじっくり見渡すことなく
目的地に向かってまっすぐ歩いていると
視界には入っていても
認識はしていないものですね。
こうして買い求めた榊ですが
冬場とはいえ1ヶ月近くの間
青々とみずみずしいままで
父も驚いていました。
今度買うときには
産地なども聞いてみようと思います。
ダメ元でいつもと違う方を選んでみたら
良い出会いがありましたよ。
というお話のシェアでした。
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