たたき台。
検討の元になるアイディアの土台、
ドラフトのことですね。
「とりあえず、たたき台を作って持ってきてよ。
それを元にメンバーで検討しよう。」
みたいな感じで使われますね。
たたき台を元に、
チームメンバーでブレストして、
何度も加筆修正を繰り返して、
正式な企画書とか提案書に仕立て上げるわけです。
たたき台がなければ、
始まらないんですよ。
たたき台の語源は、鍛冶屋さん。
熱い金属を打って刃物などに鍛えるために使う台のこと。
文字通り、金属を使える製品にするために、
たたいて、強く整えるための台です。
このたたき台がなければ、
立派な刀も、よく切れる包丁も、
絶対に作ることができなかったはずです。
たたき台は、何かを完成させるための、
必須アイテムなのです。
だから。
たたき台を作る立案者は、
胸を張って良い!!
たたき台を作ってもらったメンバーは、
立案者をねぎらってほしい!!
と心から思います。
ここから先は、蛇足なのだけれど、
喜ばれるたたき台について、
そして、
たたき台を作った人を攻撃するのは間違いです、
ということについて、
ちょっとだけ触れておきますね。
ビジネス上でのたたき台は、
完璧である必要はなく、
とにかくスピード重視。
重要な数字や骨格などが共有できれば、
議論は進んでいきますから、
たたき台をサクッと出してくれる人は、
すごーくありがたい存在なのです。
たたき台という表現からは、
寄ってたかって、
立案者を批判する、
といったイメージを抱く人も、
ひょっとしたらいるのかな?
だからサクッと出せない。
完璧にしてから、って思ってしまう。
鍛冶屋さんのたたき台を思い出してね。
たたくのは、金属。
台そのものではありませんよね。
議論も同じで、
人を批判するためではなく、
事柄をより良くするために行う。
もし、
たたき台をつくったあなたに、
冷静な質問や指摘をするのではなく、
感情的な個人攻撃をしてくるような人は、
たたき台の価値と取り扱いがわかっていない人。
あなたが傷つく必要はないですね。
そしてたたき台をつくったあなたに、
直接感謝の気持ちを伝えてくれる人がいたら、
その人のことは、ぜひ大切になさってね。
きっと、この先も、お互いに助け合える人だから。
もしあなたが、
たたき台を作らせる立場の人ならば、
手元にあるそのたたき台、
そしてその立案者に、
ねぎらいの言葉をかけてみてくださいね。
きっと、喜ぶと思いますよ。
どなたかのお役に立ちますように。
お仕事に関するご相談は、
社会人経験をしっかり積んでいる占い師に依頼すると良いと思います。
語彙力の差で、リーディング結果の伝え方にも、差が出ますから。
ちなみに、わたしは公務員時代、
部下約100人をマネジメントする立場にありました。