使命。お役目。
そういうものが、
天から与えられていてほしい。
過去のわたしはそうおもって、
それがわかる人、わかる何かに、
色々と聴いてきたんですよね。
「大きな」
「唯一無二の」
「女性たちのための」
「宇宙の」
といったキーワードが与えられると、
気分が高揚したものです。
でも、しばらく経つと、
むしろ面倒におもったり、
プレッシャーを感じたりして、
「使命」のために頑張ろうとは、
おもえなかった。
そればかりか、
使命を探すばかりで、
いまこの地球に生きる、
肉体を持ったひとりの人間として、
一日一日を大切に過ごす、
諸々の雑事をこなすという意識が、
どんどん薄まっていました。
このときのわたしは、ある意味、
自立できていない状態に、
陥っていたとおもうのです。
おなじような状態にある方いますか?
あのね。
地球に生きる人間として、日々を大切に生きる。
目の前のことから逃げずに、やってみる。
それが先です。
地に足をつけて、生きる。
全身を使って生き抜く。
「使命」をこじつけて、「使命」ありきで、
生きようとしても、中身が空っぽでは、
自分も周りも苦しくなるだけ。
「使命」があると、その人は優れていて、
「使命」がないと、その人は劣る。
そういう評価を、無意識に、
下しているのかもしれませんが、
そんな評価にしがみついている時点で、
やはり中身が空っぽだと言わざるを得ない。
厳しいことを言っています。
でも大事なことだから続けます。
使命を探しているあなた。
地に足つけて生きてます?
どうですか?
もし、答えに窮するようなら、
使命は探さなくて良いです。
地に足をつけて生きるのです。
全身を使って生き抜くのです。
土の上を歩いて、植物に触れる。
家庭菜園で野菜を育ててみる。
放置している雑事に、手を付ける。
本を読み、考え、感想を書いてみる。
誰かと意見を交換してみる。
子どもを思い切り抱きしめる。
スーパーのレジでありがとうをいう。
友人と別れ際に握手をする。
使命を探さなくても、
人生は手触りと彩りに満ちている。
使命がなくても、
使命がわからなくても、
案外たのしく、しなやかに、したたかに、
わたしたちは生きていけるのさ。
使命を追いかけなくていいから、
現実を自分の足で踏みしめてごらんよ。
使命探しで空っぽになりかけた、
過去のわたしへ、わたしなら、こう伝えます。
あなたはどうですか?
必要な方に、この記事が届くことを、
願ってやみません。
追記)
わたしのカードリーディングは、
射程範囲を長くて半年間に設定しています。
遠すぎる未来をみて、
期待しすぎたり、憂うより、
いまと接続する近未来を整えて生きていく。
その方が、自分の立ち位置がはっきりして、
人生の舵を自分でとれるようになります。
使命探しでさまよっているあなたの、
お役にたてることを願っています。