祖父たちを護った煙。

碧宮レイラです。
もっと人生に手ごたえを感じたい女性に、
人生の舵を自分でとって生きる喜びを感じてほしくて、
人生よみがえるカードリーディングを提供しています。

きょうは、
100歳を超えて大往生した祖父のお話。
父から聞きました。

スピリチュアルは、
本来シンプルなもので、
人間の日常に自然と溶け込み、
人間とともに在ったのだよな、
と実感したことです。

第二次世界大戦中。東京の目黒付近。
空襲により、隣家が焼夷弾でやられ、
祖父一家は、奥多摩某所に疎開を決めます。
幼い父も、一緒でした。

奥多摩は、山です。

祖父はよく口にしていたそうです。

山には、化かすものも出る。
よくわからないものも出る。

そして、山の中に入るときには、
かならず葉巻をくゆらせていたそうです。

煙が効くんだ、と。

祖父は、国鉄の職員で、
勤務中に足を切断する大けがを負い、
その後は、
いまで言うところのKIOSKで、
タバコやキャラメルを打っていたそうです。

何らかの宗教家として活動していたり、
精神世界についての研究をしたりといった、
スピっぽい何かは、
彼の人生からはみえてきません。
当時は、スピ特集の雑誌も、ございません。

でも、山への敬意はもち、
いわゆる魔的な何かへの畏怖と、
対抗策を持っていたのです。

葉巻というのがまた、いいですよね。
ハーブに火をつけて、
風で煙を運ぶわけでしょう?
実体のないものに作用する組み合わせっぽい。

実際、洋の東西を問わず、
火や煙は、
除けるのに使われていますよね。

権威に裏打ちされた知識ではなく、
自然とインストールされている知恵。

古い、旧型、と言われようとも、
このような、シンプルで、
原点をがっちり押さえた知恵こそ、
見えない世界と現実世界をつないできたものなのではないか。

その知恵が失われてほしくない。
心からそうおもっています。

わたしは体質に合わなくて、
たばこが吸えないのですけれど、
葉巻とライターのセット、
携帯しようかなあ。。。

関連記事

PAGE TOP